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2016.11.10

6年前から軽い顎関節症だったのですが、ここ1年で悪化しました。 症状は口を開ける際、左側の顎が引っ掛かること。最近はときどき右も引っかかります。 他の症状は、顎の痛み、頭痛、めまい、吐き気です。

患者様の相談

始めまして。
Fと申します。
顎関節症について、相談がありメールさせて頂きました。

6年前から軽い顎関節症だったのですが、ここ1年で悪化しました。
症状は口を開ける際、左側の顎が引っ掛かること。最近はときどき右も引っかかります。
他の症状は、顎の痛み、頭痛、めまい、吐き気です。

治療体験談にあったTさんの症状と似ていると思います。
口を無理に開けようとすると顎関節に痛みが出ます。
顎をずらすと口は開きます。
以前、博多駅近くになる渡辺歯科口腔外科で治療を受けました。その時はTさんの内容と同じ説明を受けました。

【原因は、顎関節と側頭関節窩の間にある関節円板という軟骨の位置が前方へ転移してしまったために、顎を開こうとすると関節の骨が軟骨にぶつかり、痛みや開口制限が出てしまうということです。
ほかに肩こりと頸のコリが強いとのことでしたが、原因はもともと歯の咬み合せが筋肉、骨格のバランスからいうとズレていて、それに頬杖や片側咬み、固いものを無理して咬んだなどのきっかけで、症状が出てしまったと考えられます。】

また、治療方法もTさんと同じことをしてもらいました。

【顎位置のズレの検査の前に、マニュピレーション「徒手整復」により、円板の引っ掛かりを取ってあげることで、開口障害を改善します。】

渡辺歯科口腔外科でマウスピースを作り、夜寝るときはマウスピースを装着して寝ています。

顎に引っかからない口の開け方のトレーニングやあごを引っ張ることは自分でも出来ると思ったことと、毎回の治療であまり進歩がなかったことから、ここ半年は通院していません。
整形外科の先生に、首の頸椎の位置を直してもらったのですが、その際、顎関節症の説明をすると、マウスピースを付けている位置がもしかしたら正しくなく、間違えた位置でかみしめているのではないか。と言われました。

貴歯科に一度診察に行こうと思っています。
口の開け閉めのトレーニングや顎をひっぱる治療以外で有効な治療があればぜひ受けたいです。
既にマウスピースはあるので、費用も抑えられるかご相談したいです。
宜しくお願い致します。

ドクターの回答

メールのご相談拝見いたしました。
今の症状についていうと、間欠性クローズドロックという状態のようですね。

これ以上悪化すると、完全なクローズドロックの状態になってしまう恐れがあります。
不正なかみ合わせによる顎のズレが原因のようですので、歯列矯正や歯冠修復などの治療を検討したほうが良いかもしれませんね。

ご来院いただければ、拝見したうえで適切な対応法を提案させていただきます。