歯周病は「体調の悪い子」と同じ・・・
こんにちは
副院長の日高です
先日、歯周病について
「歯周病の症状が、なかなか消えない」
という内容で話すことがありましたので
その時のことを書きます
歯周病は「いつも体調の悪い子」と思ってください
学生の頃にいませんでしたか?
いつも窓際で、ひとりで座っていて
ちょくちょく保健室にいくような
髪が長い…
おっと、これ以上は妄想が…(笑)
まあ、こんな雰囲気の
いわゆる病弱な感じの友達です
その子はいつも体調が悪いのですが
①「まあまあ調子がよくて学校にきた」時もあれば
②「ちょっときつくて保健室に行く」時もあるし、
③「悪くなりすぎて、ベットから出られないから学校を休む」時もある
ワザと病欠にしてサボっている友達ではありませんよ(笑)
「歯周病」も同じなのです
「いつも体調の悪い子」=「歯周病」
調子がよかったり、悪かったり
まさに「歯周病」も同じようなことがおこります
程度の軽いものや時間や手術などあらゆる治療を行うことで
「歯周病」が完全に治る方もいます
しかしながら
すべての方がそうではないので
治療に時間をかけられなかったり、
外科的な治療は恐くて受けなかったり
いろいろな理由があって、
よりよい治療が受けられないこともあります
そして、ある程度進行してしまった「歯周病」は
あらゆる治療を行ったとしても
完全に治ることはなかなかありません
できうる限りの治療を受けたことによって
歯周病の症状がなくなり、食事もできるという
「落ち着いている」状態に近いのです
この状態が
「いつも体調の悪い子」と同じなのです
「歯周病」は毎日のブラッシングで状態が変わってきます
「今日は飲み会で、そのまま寝てしまった」
「毎日、磨いている」けれども「磨き残しがある」
「歯間ブラシやフロスはちょっと…(サボちゃった)」
「磨き残しが同じ場所とは限らない」
さまざまな理由があります
「いつも体調の悪い子」とはいいつつ
「調子の良い日もある」=「落ち着いている」
ということなのです
いつも体調の悪い子 : 歯周病
①体調がよい :歯周病の症状がなく落ち着いている
(歯周病では慢性期)
②少し体調が悪い :違和感やわずかな痛みがある
(痛みや腫れが部分的に出る)
③体調が悪くて学校を休む:強い痛みや腫れが続く
(急性期)
と同じです
「いつも体調の悪い子」が体調をこわす理由はさまざまです
「歯周病」も同様にさまざまですが
その子は体調をこわさないように
いろいろ「努力」しているはずです
これが「歯周病」でいうと「ブラッシング」になります
前にも書きましたが
「できている」「できていない」で
症状の出方が大きく変わります
歯周病は毎日の歯磨きに影響されます
①歯周病が落ち着いてしまった人は、少しブラッシングをサボった程度では症状はでにくいです
②歯周病が落ち着いていない人は歯磨きに影響され、症状が出やすいです
③完全に歯周病がある人は歯磨きをしても、悪いところは治りません
(治療が必要です)
みなさんの「いつも体調の悪い子」の調子はいかがですか?
調子を良くするには
ブラッシング!!
定期的なメンテナンス!!
この2つが大事です
「いつも体調の悪い子」と上手に付き合っていくためにも
ブラッシングをがんばりましょう