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柑橘類って健康に良いけど、歯には良いの?

こんにちはっ 歯科衛生士の松藤です。梅雨も明けて猛暑の夏になりましたねぇ

こんな暑い時期は、室内でも熱中症になるので、気を付けてください。冬に比べて

ミネラルオォーターをこまめに取る事がお勧めです。そうです、のどがカラカラに乾いてからの水分補給では遅いと言われています。

健康ブームで、スムージーを作ったり、フルーツや、お酢を飲んだりetc・・・

様々な事を皆さんされてる事かと思います。良かれと思ってやっていた事が、実は・・

歯にとっては良くない事がある事って意外に知られていません。私達も歯科衛生士の専門学校で教えてもらっていない事もあります。ですので、毎月歯科衛生士の専門書を取って情報を取集したり、勉強をしています。

今回は柑橘類についてですが、健康に良いという事から。若い人から高齢者まで、高い頻度で摂取されています。しかし、クエン酸を多量に含む柑橘類は、pHも低く歯を「溶かす力=酸性の力」は強くて、食べ方によっては決っして歯に良い食品ではありません。

でも、食べたいですよね〜美味しいし、ビタミン類、ミネラル、食物繊維という「機能性成分」も数々含まれています。

柑橘類を食べた直後は、歯のエナメル質が柔らかくなっていますので、柑橘類を食べた直後に歯磨きすると、「酸性+ブラシングという力」ですり減りしやすいです。柑橘類を食べた後は、最低1時間は歯磨きを待った方が良いです。

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夏みかんを長期間摂取していた方の歯です。

後は、梅干しも酸性の強い食品ですが、梅干しで歯が柔らかくなってるところに、種をガリガリ咬むというのも、「酸性+咬む力」で歯をすり減らすのを増長する事になりますので、ご注意を。

食べるのがだめではなくて、食べ方、食べた後のケアの気を付けて頂けると、歯のすり減りなく健康に保ちやすいですので、参考にされてください。

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参考資料:デンタルハイジーン 2006.8月号