COLUMNコラム

■K-7システムを使った顎関節症の検査法


ヒトがものを噛む時には、いろいろな部位が相互的に作用しています。歯や歯肉、顎関節や口周りの筋肉などが上手く機能することで初めて、ものをきちんと噛むことができます。このうちどこかひとつの部位でも欠陥が生じると、ものを噛むという動作は途端に障害されてしまうのです。その結果生じる病気に、顎関節症というものがあります。ここでは、複雑な原因によって生じる顎関節症を、最新のコンピューターテクノロジーを使って正確に診断する方法について解説します。

顎に負担のかからない噛み合わせを実現

当院では、顎関節症の診断に「K7エヴァリュエーションシステム」(以下K-7)というものを導入しています。

K-7とは、筋肉の働き、顎の動き、正しい顎の位置を正確に測定することができる装置です。

装置を介して得られたデータはデジタル化され、コンピューターへと送られます。

検査データは専用のソフトウェアで解析され、最も顎に負担のかからない噛み合わせができるマウスピース(オルソーシス)作製に役立てられます。

 

K-7で可能な4つの検査

k7
K-7では、筋電図をとることで、筋肉の緊張状態と噛みしめた時の筋肉の働きを調べることができます。

それから顎の運動を調べることで、口を開け閉めした際にどれくらいスムーズに顎関節が機能しているかや、噛み合わせの悪さによる顎のズレを検査することもできます。

以上、K-7で可能な4つの検査について個別に見ていきましょう。

 

1. 筋肉の緊張状態の検査(筋電図)

筋電図1

筋電図とは、顎の筋肉が動いた時に発せられる電位を波形で表したものです。

健康診断でとられる心電図と同じようなものとご理解ください。

顎の筋肉の筋電図をとることで、波形や持続時間、振幅などのデータが得られ、筋肉の緊張状態を知ることができます。

例えば、上下の噛み合わせが悪い場合には、特徴的な緊張が表れるため顎関節症の診断に有効な材料が得られます。

2・噛みしめた時の筋肉の動き(筋電図)

筋電図2

 筋電図では、筋肉の緊張状態だけでなく、筋肉の働きも読み取ることができます。

顎の筋肉の働きが悪いと、顎関節に大きな負担がかかるなどして顎関節症を引き起こすことがあります。

 3・開閉時のスムーズさ(顎運動)

顎運動

K-7では、口を開閉した際にどのくらい顎関節がスムーズに動いているかを調べることができます。

開口時や閉口時に顎運動がスムーズでない場合は、顎関節に存在している軟骨が擦り減っていたり、関節からズレてしまっていたりすることがあります。

顎関節症による、関節の軟骨にズレや変形がないかどうかがわかります。

顎関節症が重症化すると、関節から軟骨が突出したり、軟骨自体が変形したりすることもありますので注意が必要です。

 

4・顎のズレの検査

顎のずれ
 
上下の歯の噛み合わせが悪いと、顎にもズレが生じることがあります。

K-7では、こうした噛み合わせの不正による顎のズレを調べることが可能です。

以上、K-7では4つのポイントから顎関節症を検査することができます。

顎関節症の原因が特定できれば、最適な治療法を提案することが可能となります。

 


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