PERIO歯周病治療
歯周病とは?
誰にでも忍び寄る恐ろしい歯周病
「歯がグラグラする」
「歯ぐきが2、3日前から急に腫れて痛くなってきた」
「歯ブラシをしたとき歯ぐきから血が出る」
「歯がグラグラして、前歯にすき間が空いてしまった」
「口臭がある」
このような主訴で来院された方の大半が歯周病です。
現在、日本の成人の約80%が上記の歯周病の何らかの段階に入ると言われております。歯周病は一般的にはあまり知られてないですが、非常に恐ろしい病気なのです。歯周病は誰にでも忍び寄る可能性のある魔の手であり、その歯周病からいかに抜け出すかというのは非常に重要なことなのです。
1. 年をとったら歯が悪くなって当たり前?
各国の平均残存指数
日本 … 80歳のときに平均6.8本
アメリカ … 85歳のときに平均15.8本
スウェーデン … 75歳のときに平均19.5本
なぜ日本だけ異常に低いかというと、日本の保険制度に問題があります。
日本の保険制度では「悪いところを削ってつめる」ことしか保険として認められていませんでした。
ですから、日本人の頭の中に「どうしたら悪くならないように予防できるか」ということを考えても来なかったのです。
歯は残せないのではなく、単に歯を残していないだけなのです。 我々も、きちんとしたことを行えば、十分、歯を残せるのです。日本でも、熊谷崇先生の調査によると、以下のグラフのようにメインテナンスをしっかり受けた方と受けなかった方とでは80歳になったときに約9本もの差がついているのです。
2. 歯周病は治すことができない!
歯周病ってどんな病気だかご存知ですか?
歯というのは歯ぐきではなく、歯槽骨(しそうこつ)という骨によって支えられているのです。この歯槽骨が溶けてしまう病気が歯周病なのです。歯を支えている骨がなくなってしまうと、歯は支えを失って抜けてしまうのです。この溶けてしまった歯槽骨は元に戻りません(再生療法以外では)!!
歯周病は進行を食い止めることはできるのですが、治すことはできないのです。
しかも!恐ろしいことに歯周病は痛みが無く、進行します。
自覚症状が無い歯周病を予防していくためにも、1~3ヶ月に1度の定期的なメインテナンスが欠かせないのです。その他、歯周病が進行してしまうと、インプラントでの歯を復活させるということも難しくなります。
3. 歯周病の予防方法「歯石の除去」
歯石がついているほうが汚れ(細菌)がつきやすくなります。汚れがつきやすいと、歯周病が進行してしまいます。
大切なのはご自分のブラッシング、歯磨きです。簡単なことのように思えますが、これがそんな簡単なことではないのです。正しい歯ブラシができている方はほとんどいません。悪いフォームの歯ブラシをいつまで続けていても、良い結果、つまり、歯周病の進行を食い止めるという良い結果は訪れないのです。
正しい歯ブラシのフォームが身についていれば、少なくとも3本の自分の歯を残すことができると思います。
4. 歯周病の治療法
患者様がご自分で正しい歯磨きを身につけることによるセルフケアも非常に大切ですが、それだけでは歯周病はなかなか、治りません。
歯周病は進行度合い(軽度・中程度・重度)によって、異なった治療を行います。
治療方法・流れ
患者様の歯周病の度合い(軽度・中程度・重度)に合わせて、異なった治療を行います。
リスク/再生療法術後に移植した自家骨または、人工骨が歯肉の縫合の裂開により感染することがある
料金/エムドゲイン:¥50,000<基本料> + ¥20,000円×本数<歯数加算>