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夏といえば花火!

こんにちは

副院長の日高です

 

まだ3回目ですが、「ブログの内容をどうしようか」と悩んでしまいます(笑)

 

 

先日8月1日は「大濠花火大会」でした

 

昼過ぎくらいから、「場所取り」と思われる方々がちらほらと

夕方にはぞろぞろと人が増え始め

始まる頃にはたくさんの人達が池田歯科の入っているビルの周りにいました

 

抜群の立地条件なので打ち上げ花火はよく見えました

 

よい写真がとれず、申し訳程度ですがご覧ください

 DSC_4691 DSC_4692

 さて・・・

 

 

 

抜歯の話ばかりですが

今回は抜歯後の傷について書きたいと思います

 

手足の傷は

「血」がでて「かさぶた」になって、「皮膚」に置き換わります

口の中の傷では

「血」がでて「かさぶた」になって、「粘膜」ができます

 

口の中でも同じことが起こって傷が治ります

「口の中のかさぶた?」 「あの黒い軟らかいヤツ?」

そうです、それが「かさぶた」です

ですから、黒くて気持ち悪いからといって

舌や指を使ってとったりしたらダメですよ

 

「傷口についている白い軟らかいものはなんですか?」と時々尋ねられます

汚れだったりすることもありますが

これも「かさぶた」です

 

お風呂に入った時

手足の「かさぶた」が水でふやけて、白くなったという記憶はありませんか?

触っているうちに剥がれて、血が・・・

そうなんです、口の中には唾液があるのでいつも濡れている状態だから

「かさぶた」も白くなってしまうのです

 

口の中には「唾液」があります

唾液は「乾燥防止」「食べ物を塊にする」「洗浄」など

いろいろな作用がありますが

 

唾液で、なかなか血が止まらないことがあります

この時だけは迷惑な存在です

手足の傷であれば、ティッシュなどで押さえて乾燥させれば「かさぶた」になりますが

口の中では

ガーゼやティッシュを噛んで押さえたあと、唾液ですぐに傷が濡れてしまうので

血が固まらず、じわじわと出血が続いたりということになります

この時は、ひたすらガーゼやティッシュを噛んでもらうのが一番です

 

10〜15分

はずして、血が出てくるなら、新しいガーゼやティッシュを噛みなおす

血が止まるまでひたすら繰り返す

 

 

 

実はこれが一番大事なのですが

我慢できずにはずしてしまって、「まだでてる・・・」ってことありませんか?

 

出血は人を不安にさせます

「止まらないのでは」とか「本当に大丈夫?」など

でも止まるのです

止血の基本は「圧迫」なのです

 

ですから、みなさんもしっかり噛んで様子をみてください

少しずつでも血の量が減ってくれば、あと少し!!

 

 

 

でも一時間経ってもまったく変わらなければ

その時は病院に連絡しましょう

 

「結局、最後は病院か!」とツッコミが入りそうですが

しっかり一時間は血を止める努力をしたのですから

口の中は見えにくいので自分ではわからないこともあります

 

一時間経って、出血が変わらなければ

まず電話で連絡を取りましょう

電話でアドバイスもできますし、

状況を聞いた上で、受診することがよいこともあります

 

みなさん

血を止めるときはガーゼやティッシュを10〜15分噛んで様子をみてください